写真を撮る、被写体との向き合い方を問う

写真に関する本で、紹介したい本が2冊あります。

ナイトカメラマンの竹本宗一郎氏の「星景写真からはじめる星空タイムラプスへのステップアップ」と花を中心に撮影している並木隆氏の「フォトコン別冊 一番人気のある写真教室テキストブック」です。

双方の本に共通することは、ノウハウの本ではなくて、写真を撮ることに取り組み方を語っていることです。

竹本宗一郎氏の「星景写真からはじめる星空タイムラプスへのステップアップ」

竹本宗一郎氏は、情熱大陸でも取り上げられたないとカメラマンです。写真だけでなく動画もNHKでも放送されているし、プラネタリュウムの企画や広告制作なども手がけている実はすごい人。

星景写真を撮るのに、100%の準備をしても実際は計算し尽くして100%、それより下がることはあっても超えることはないことはない。というのはよく知られている。

普段写真はある程度の明るい場所で撮ることが多いが、星景写真は真っ暗なところで撮る。撮る場所を陽があるうちに確認したり、どの方向に何が出現するのか、街灯など昼間にロケハンしていても、想定しないことがいろいろあります。そして機材の操作、設定などいろいろな意味で、準備することは多い。

しかし、「根底には自分がどのような写真を撮りたいのか」があって、そのためにどのようなレンズとカメラ、三脚などの機材が必要なのかが自ずと決まってくる。

これは高いカメラが良いというのではなく、焦点距離や希望の設定ができる機材ということだ。

そこからスタートして、ステップアップしていく方法が書かれている。

撮影条件、明るさ、撮りたいものは、全て違う。どれも正解。だからこそ、こういう設定で撮るが大切なのではなくて、何をどう撮りたいのかを達成できるためのヒントをたくさん盛り込んでくれている。とてもわかりやすい流れになっている本です。

はじめにには「この本は、手っ取り早く撮影方法だけを知りたい!と言うせっかちな方には、お勧めしません。答えそのものではなく、そこにたどり着く必然や思考にリーチした本だからです。」書かれています。

並木隆氏の「フォトコン別冊 一番人気のある写真教室テキストブック」

並木隆氏は、2021のオンラインCP+ではソニーブースでいろいろとプレゼンテーションをされています。昨年の夏に発売された本です。草花を撮る方は多いと思います。写真教室も撮影会もたくさんあります。先生によってはその人が撮りたいと思った写真を否定してしまったり、先生の視点を押し付けてしまう場合はあります。いわゆる常識が間違った常識であったりする。この本では、撮りたい被写体をよく観察して自分が撮りたい写真はどこからどの角度でどのぐらいの焦点距離で撮れば撮れるのかを、自分で探っていって身につけて欲しいという、まさに写真を撮ることの真髄を語っている本なのです。

どの被写体であっても、被写体を観察して撮る角度を探り、設定を探り、撮るということは、変わらないのだ。その真髄を語っている本を是非手に取って読んで欲しいと思います。

今回の動画制作に際して、ここでもういいかっと思ってしまったり、無理だよと思いつつも考え、再トライする原動力になった2冊です。

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